パーソナルスペースを理解して気になる男性との距離を縮めよう

f:id:urj:20170116155236j:plain

親しくない人が必要以上に自分の近くに寄ると、特に嫌いではなくてもちょっと離れたいと思いますよね。反対に、ひそかに好意をもっている人の顔がふとしたときに近づくと、とてもドキドキするものです。この“距離”をきちんと理解して、心の距離を縮めていきましょう。

パーソナルスペースとは

「パーソナルスペース」とは、「この人はこのぐらいまでなら近づいてもいいと思える」「この人にはこれ以上近寄ってほしくない」といったように、相手がどこまで自分に近づくことを許容できるかという、自分の周囲の空間に対する心理的な“縄張り”です。

動物にとって縄張りはいわば自分の領域、防衛本能と結びついています。人間も同様に、不用意に侵入してくる相手には本能的に危険を感じ、不快な思いや嫌悪感となって表れるというわけです。

どういう距離を適切だと思うかは個人差がありますが、一般的には男性より女性のほうが、日本人に比べて欧米人のほうが許容範囲がより狭い傾向にあるといわれています。また、育った環境によっても感じ方は千差万別です。

パーソナルスペースを理解すると相手と適切な距離感を保てる

このように、人によって適切な距離感は異なります。自分にとってその相手がどういう存在か、逆に相手から見て自分がどこまで近づいていいとされているのか、そうしたことを意識しながら人と接することでコミュニケーションはより円滑になります。

好意をもっている人には、「もっと近づきたい」と思うこともあるでしょう。とはいえ、そこでグイグイ押せばいいというものではありません。自分がほかの誰かを不快に思うことがあるように、相手にとっては自分が「何でこの人、こんなに近づいてくるのだろう……」と思われているかもしれません。そうなれば、うまくいくものもうまくいかなくなります。

しかし、何となく仲がいいまま進展しない雰囲気の人がいたら、ふとしたときにちょっと近づいてみることで、「私はあなたを、ここまで近づいていい相手だと思っていますよ」ということをそれとなく伝えられる可能性が高まるのです。

また、対面する人に対してどう思っているかに加えて、TPO、どういう場所でどういうシチュエーションかといったことも、この距離感の判断に大きく影響します。いくら親しい相手でも、ふたりでいるときと公衆の面前とでは、適切な距離は違うのです。こうしたことを踏まえて対応すれば、「この人はきちんとしている」という印象を与えることができます。

f:id:urj:20170116155254j:plain

パーソナルスペースの距離の目安

パーソナルスペースは人によってさまざまだと述べましたが、アメリカの文化人類学者・エドワード・ホールによる分類では、相手との関係と距離感については以下の4つのパターンがあるとされています。

密接距離

距離にして0cm〜45cm、簡単に相手の体にさわることができる範囲で、家族や恋人のようなかなり親しい間柄、好意をもっている相手にだけ許されるゾーンです。それだけに、それ以外の人が侵入すると拒否反応は強くなります。

固体距離

距離にすると45cm〜120cm、相手と自分がお互いに手を伸ばすと届くような距離感です。友人どうしで会話を楽しむような場合にとられることが多い範囲です。

社会距離

120cm〜350cmとだいぶ離れてきます。上記のゾーンとの大きな違いは、相手の体にさわることができない距離になるということ。公共の場であったり、会社で職場の人と仕事で接するときなどにとられる距離感です。

公衆距離

350cm以上離れ、もはや「対面する」という感じではなくなります。講演会を聴講したり、公式な場面で適用される距離です。

人に接するときに、どのくらい近づいてもいいのか、どの程度の距離なら失礼がないかの目安にするといいでしょう。あるいは、好きな人が自分をどう思っているのか考えるときに、その人が自分にどのくらい近づいてくれることがあるか、反対に自分が近づいたときにどういう反応をするかという態度をこの範囲にあてはめ、推測してみるのもひとつの目安です。

おわりに

男女の違い、性格の違いも考慮する必要がありますが、パーソナルスペースをきちんと理解して活用すれば、気になる相手との関係を考えたり、距離を縮めることにとても役に立ちます。心の距離も実際にも、ぐっと近づけるようになるとうれしいですよね。